Spikes Asiaのメインイベント
みなさんこんにちは。
記念すべき本編第1回目はー…とテーマ説明しようと思いましたが、
そもそもSpikes Asiaってなんぞやというお話ですよね。
私も恐縮ながら今年までその存在を知りませんでした…。
ざっくり概要を説明すると、
2009年より「アジア太平洋地域の広告分野における創造性を讃え、アイデアと人的交流のプラットフォームを提供する」ことを目的とし、カンヌ・ライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルなどの組織によって運営されているもの、
だそうです。
要するに、シンガポールで行うカンヌ・ライオンズ系列の広告祭ってことです。
今年は21日〜23日の3日間、Suntec(東京国際フォーラムみたいな感じ)という会場で行われました。
3日間、朝10:00くらい〜夕方の17:30まで行われているセミナーに参加したり、出品作品の展示を見たりすることができます。
そして最終日には、Spikes Asiaの授賞式が行われます。
さてさてまずは3日間のハイライト、授賞式の様子からお伝えしようと思います。
何と言ってもみなさんこれを見にシンガポールまで足を運んでいるわけですからね。
授賞式は夜の20時から。
広告祭はSuntecという東京国際フォーラムみたいな場所で開催されていましたが、
授賞式だけはマリーナベイサンズで行われます。
かの有名な!マリーナ!ベイ!サンズ!(歓喜)
シンガポールはタクシー料金が安いので、(初乗り250円くらい!)ついタクシーを使いがちですが、
シンガポールの観光地はどこへ行くにも結構近いので景色を見ながら歩くのも気持ちが良かったです。
開場前ロビーの様子。
飲み物やお菓子を買って開始時間を待ちます。
始まる前の会場の様子。
中に入ると各部門の審査員の様子がPVのごとく放映されていて、授賞式ムードを盛り上げています。
映画「ジャッジ!」をご覧になったことはあるでしょうか?
まさにあんな感じでした!かっこいい!
1階席に座りたかったのに入場扉がチケットで決められていて、ドア番のおばちゃんに頑なに拒否されました。
もしかしたら少し到着が遅かったからかもしれません…。
来年以降行く方は早めに到着されることをお勧めします!
(ちなみにチケットの扉番号、一桁は1階席、二桁は2階席です。確か。)
今年は20部門、5132作品ものエントリーがありました。
とても驚いたのが、カテゴリー数の多さ!
今年のラインナップはこんな感じです。
(部門名 受賞作品数 その内訳)
Creative Effectiveness 3 Spikes from 25 entries were awarded
Design 38 Spikes from 375 entries were awarded - 4 Gold, 10 Silver, 23 Bronze
Digital 49 Spikes from 488 entries were awarded - 7 Gold, 12 Silver, 29 Bronze
Mobile 16 Spikes were awarded from 183 entries - 1 Gold, 3 Silver, 11 Bronze
Digital Craft(今年から!)15 Spikes from 140 entries were awarded - 2 Gold, 3 Silver, 9 Bronze
Direct 30 Spikes from 395 entries were awarded - 3 Gold, 5 Silver, 21 Bronze
Promotion & Activation 35 Spikes were awarded from 434 entries - 5 Gold, 6 Silver, 23 Bronze
Entertainment 21 Spikes from 168 entries were awarded - 4 Gold, 6 Silver, 10 Bronze
Film Craft 25 Spikes from 296 entries were awarded - 3 Gold, 6 Silver, 15 Bronze
Film 29 Spikes from 446 entries were awarded - 6 Gold, 8 Silver, 14 Bronze
Print & Publishing 12 Spikes were awarded from 186 entries - 2 Gold, 5 Silver, 4 Bronze
Print & Outdoor Craft 14 Spikes were awarded from 234 entries - 3 Gold, 6 Silver, 5 Bronz
Healthcare 26 Spikes from 254 entries were awarded - 4 Gold, 8 Silver, 13 Bronz
Innovation 2 Spikes were awarded from 56 entries including the third Grand Prix
Integrated 7 Spikes from 59 entries were awarded - 1 Gold, 2 Silver, 3 Bronze
Media 42 Spikes were awarded from 430 entries - 5 Gold, 15 Silver, 21 Bronze
Music(今年から!)83 entries 11 Spikes were awarded, 1 Grand Prix and 10 Music Spikes
Outdoor 40 Spikes were awarded from 453 entries - 7 Gold, 15 Silver and 17 Bronze
PR 37 Spikes were awarded from 286 entries - 9 Gold, 15 Silver, 12 Bronze
Radio 20 Spikes were awarded from 141 entries - 3 Gold, 7 Silver, 9 Bronze
と、これだけ部門が分かれているのですが、私にはその差がよくわかりませんでした。
Spikesの期間中、こんな感じで会場に作品のサマリーがA2サイズくらいにまとめられて展示されているのですが、
正直、どれを見てもPR部門の作品に見えるし、どれを見てもデザイン部門の作品に見えます。。
出品する部門をどう選ぶのか聞いたところ、どの部門で賞が欲しいかと、作品のどのポイントを押したいかに依るそうです。
ただご覧の通り部門によって競争率が違うので、(Film部門なんかは激戦ですね)事務局から「これも併願に出しておいた方がいいよ〜」とアドバイスが来たりするそうです。意外と親切!
ちなみに…これらは作品に贈られる賞ですが、
その他にもSpecial Awordsというカテゴリ(?)があり、最もハイスコアだった広告会社に贈られるAgency of the yearや
制作会社に贈られるSpikes Palm Award、
広告主に贈られるAdvertiser of the Yearなんかもあります。
と、こんなにもたくさんの賞があるので、
授賞式は3時間にも及びます!
ノンストップで3時間!!
結構腰にきますよ、これ。笑
各部門ごとにブロンズ→シルバー→ゴールド→グランプリ
という順に発表され、ゴールドとグランプリは作品1つづつ紹介された後トロフィーの授与があります。
受賞者がもらえるトロフィー。
(スパイクスなので、とんがってます。)
面白かったのブロンズとシルバー受賞作品の発表の仕方。
ブロンズとシルバーは、作品名・クライアント名・広告会社名・国名が映画のエンドロールのようにサーっと流れるのですが、司会者による発表の仕方が少し雑で…笑
「日本が3つ、オーストラリア5つ、インドと中国韓国それぞれ1つです!」
と国名で言われるのです。
オ…オリンピックかな?と思ってしまいました。
でも効率よく授賞式を行うためには仕方ないのかもしれないですね!
みなさん1作品で複数(聞いた感じだいたい3〜5部門くらい)エントリーしています。
なので評価の高い作品は多部門で受賞していたりして、
またこの人かーい、(9回ぐらいステージの昇降を繰り返している方を見ました。)
という現象だったり、
審査員も自分の担当部門以外であればエントリーできるので、
さっきまで審査員長として壇上に上がっていた人が別部問で表彰されているというちょっぴり心境複雑現象も起こります。
なんだか長くなってしまいました💦
肝心の受賞作品に全く触れない回でしたが、受賞作品はまた次回。